天空への回廊(笹本稜平)
でした。
このあいだ三浦雄一郎さんもエベレストに登頂したし次はこれを読もう、と使い込んで擦り切れたブックカバーをかけ今読んでいます。
これは、エベレストに墜落した謎の物体をめぐるヒマラヤとネパールを舞台にした冒険&山岳小説で、なにしろ話のスケールが大きい。
ハデでスピード感がある物語が好きな人ならきっと気に入ると思います。
また、600ページを超える超大作なので、一冊あればしばらくは楽しめるでしょう。
さらに、ネパールの地名もたくさん出てくるので、あの辺りに行ったことのある人はその情景を頭に思い浮かべながら読めるはず。
私もネパールには二度ほど行ったことがあり、アンナプルナ地域とサガルマータ国立公園を歩いたので、物語と重なるところは景色だけではなく、あのとき感じた空気感もリアルに思い起こすことができています。
じめじめした日本を飛び出して(体だけ)、ヒマラヤの世界にトリップしてみてはいかがでしょうか。
【本の概要】
エベレスト山頂近くにアメリカの人工衛星が墜落!雪崩に襲われた登山家の真木郷司は九死に一生を得るが、親友のフランス人が行方不明に。真木は、親友の捜索を兼ねて衛星回収作戦に参加する。ところが、そこには全世界を震撼させる、とんでもない秘密が隠されていた。八千メートルを超える高地で繰り広げられる壮絶な死闘ー。大藪賞作家、渾身の超大作。(「BOOK」データベースより)
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