2014年8月13日水曜日

磐梯山と五色沼トレッキング記#10-磐梯山登山開始(八方台~中ノ湯~弘法清水)

旅行期間:2014年7月

2日目

いよいよ登山開始。
森の中の緩やかな上りを登っていきます。
木に覆われて見晴らしはありませんが、強い日差しを遮ってくれるので、夏のこういう暑い日はありがたい。
途中にあった祠にお参りしてさらに上を目指します。





しばらくいくと急に森が切れ視界が開けました。崩れた山小屋がある中ノ湯です。
地面からは温泉がわき、あたりは硫黄の匂いが漂っていました。
そしてここで、登り始めてから初めて山間の向こうに磐梯山の頂上が登場。
思いのほかまだ小さく、道のりが遠いことを感じます。

 

 


中ノ湯を過ぎるとだんだんと道が細く斜度も急になり、私の苦手な岩や木の根が突き出した不規則な階段状になってきました。
以前訪れた奥鬼怒の加仁湯から鬼怒沼までの山道を思い出します。

この木のトンネルのような道は、映画「となりのトトロ」でメイちゃんがトトロの住処まで走っていくシーンの道のようで、磐梯山の場合、それを極めて縦に近づけた感じ。

 


これはきつい・・

容赦なく息が切れ汗が噴出します。
周りの登山客からも「きつい、つらい」という声が漏れ、だいたい同じような顔ぶれの人たちと抜きつ抜かれつしながら登って行きました。
途中見晴らしのいい場所があり、遠くに桧原湖や宿泊しているホテルなども見えます。

 


登っては休み、登っては休みを繰り返し、お花畑と弘法清水の分岐に到着。
お花畑の方は、平坦な平原を経由して弘法清水まで行くルートですが、今回はお花畑は帰りに寄ることにして、弘法清水へ直行することにしました。




またしばらく森の中を登り、木のトンネルから這い出るようにして、ようやく山頂までの中継地、弘法清水にたどり着きました。
ここには弘法清水小屋(宿泊不可)や岩から湧き出る美味しい水もあり、たくさんの登山客で賑わっています。




日差しを遮るものはなく、容赦なく照りつける強い太陽の光が灰色の岩場に反射して眩しい。
目を細めながらお花畑から続く道の方へ行くと、見事なパノラマの風景が広がっていました。
細い登山道が記された明るい黄緑色のお花畑と、その向こうに広がる裏磐梯の濃い緑のコントラストが美しい。



 


ずっと見ていたい景色でしたが、じっとしていると太陽の熱で干からびそうなので、少し休んで早々に出発しました。


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