専門書などは高いので、今まで買って読むことはなかなかできませんでしたが、これからは、この図書館の本棚にあるものはみんな読み放題だと思うとワクワクしてたまりません。
ここ数日で数冊読み終わったので、今回は、その内の一冊をご紹介します。
シルクロードを行く(南里空海/小林廉宜)
これは、シルクロードを旅したジャーナリストが書いた旅行記なのですが、その土地の歴史や文化なども織り交ぜながら書かれているので旅関係以外の知識も身につきます。
また、プロのカメラマンも同行しているので、美しい写真もたくさん掲載されています。
私もシルクロードがある国にはいくつか行きましたが、今ではきちんと舗装されて地元の人にも利用されている道もあれば、山肌に細く筋が見えるだけの山道や、谷間の荒涼とした道とはいえないようなところもありました。
車で移動するだけでもかなり時間がかかるのに、昔の人はそこを文明の利器を使わずに辿っていたと思うと頭が下がります。
西遊記でおなじみの玄奘三蔵も天竺(今のインド)に向けて歩いていますが、距離だけでなく環境も厳しい場所なので本当に過酷だったと思います。
シルクロードというとどことなくロマンチックで旅情があるイメージを浮かべますが、実際は、
けっこうキツイんです
というのがこの本を読むとわかります。
ぜひそんな、シルクロードの実態を垣間見てみてください。
【本の概要】
走り続けた50日間、1万2000キロ。千変万化するシルクロードの美しさ、雄大さ、過酷さを、団塊世代の著者が体感したドキュメント。「家庭画報」ならではの美しい写真で綴ったビジュアル紀行本。(「BOOK」データベースより)
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