2014年7月22日火曜日

富士山の世界遺産登録は条件付き。クリアできなければ抹消の危険も・・

2013年6月にめでたく世界遺産登録された富士山。
世界的にもますます有名になり、たくさんの観光客が訪れていますが、実はその登録が抹消される危険性をはらんでいるそうなのです。




今日の新聞に掲載されていた、アルピニストの野口健さんのコラムを読んで初めて知ったのですが、実は、富士山の世界遺産登録は条件つきで、その条件をクリアすることを前提にとりあえず登録してくれたという状況らしい。



その条件の内容については書かれていなかったので、ネットで調べたところ主なものは以下の通りでした。(日本経済新聞より)

  • 上方の登山道の受け入れ能力(収容力)を研究し、その成果に基づく来訪者管理戦略を策定する
  • 上方の登山道およびそれらに関連する山小屋、トラクター道のための総合的な保存手法を定める
  • 噴火または火災の発生時において機能する危機対策計画が緊急に必要
  • 構成資産の内部およびその周辺において拡大しつつある構成資産間の関連性を妨げる開発に対する制御
    1.富士五湖畔の建築物、動力船、ジェットスキー、不適切な駐車
    2.忍野八海の低層建築物
    3.白糸ノ滝の完全性を弱める店舗や売店
    4.三保松原の海岸防波堤
    5.富士宮口5合目施設背面の景観と調和した修景
    6.吉田口5合目施設のデザイン改善
    7.多種多様な標識や看板
    8.電柱
    9.7、8月の登山道へ向かう自家用車
    10.山麓に沿って厳格な開発制御

なかなか広範囲に広がる指摘ですが、これらを指定された期限の2016年の2月までに解決しなければ、登録取り消しという最悪の結果も考えられると野口さんは言っています。

そして期限まで1年半ほどになった現在の状況はというと、その解決に向けて指揮をとるべきリーダーすらハッキリしていない状態で、このままでは本当にどうなるかわからないそう。




野口さんによれば、こんな状況になっている原因のひとつとして、富士山をめぐる「人間関係」が複雑なことがあげられるとのこと。

例えば、富士山の8合目以上は国の土地ではなく浅間大社の私有地だったり、開山日は山梨県側と静岡県側で異なるなど、利権の及ぶ範囲がいろいろと別れているため、関係者みんなの合意をとりながらコトを進めるのが簡単ではないらしい。




世界遺産登録でここまで盛り上がったのに、たった3年弱で抹消なんてことになったら悲しすぎる。
大人の事情もわかりますが、たくさんの人の努力でやっとここまでたどり着いたのだから、ぜひ一致団結して条件をクリアしてほしいところです。


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