宇宙飛行 行ってみてわかったこと、伝えたいこと(若田 光一)
宇宙飛行士や宇宙についての疑問に答える構成になっていて、とてもわかりやすく丁寧に解説されています。
掲載されている写真はため息の出るほどの美しさ。
大人から子供までワクワクしながら読める本です。
若田さんは2013年末に、日本人初のコマンダーとしての宇宙飛行が決まっており、国際宇宙ステーション(ISS)で各国から集まった宇宙飛行士たちをまとめていくことになります。
「ドキュメント宇宙飛行士選抜試験」の本の中で、試験官が「リーダーになるような人材がほしい」と言っていましたが、まさにそれが実現することになりました。
そんな若田さんの宇宙飛行士になったきっかけや、宇宙飛行士になるまでの道のり、打ち上げからISSでの様子など、宇宙に係わってからの半生がぎゅっとつまっています。
ISSといえば以前、私のサイトのアクセス状況を見ていたら、アクセスポイントを示す丸い印が世界地図の上をけっこうなスピードで移動していました。
普通は動くことはないので、どこからだろうと思って詳しく見てみたら、
International Space Station - Control Room(国際宇宙ステーション)
と出ていました。
なんのページを見ていたのかはわかりませんが、高度400キロの宇宙からアクセスしているなんてと、とても感動した覚えがあります。
特に何があるわけでもないですが、しばらくその動く軌跡を眺めていました。
本書の中で、
宇宙にあるとされる銀河の数が1000億個、そして、人間の脳内にあるニューロンの数も1000億個
とあったのですが、なんだか壮大な宇宙が人間の頭の中にもある感じです。
そう考えると、小さな悩みなんてブラックホールに吸い込まれて跡形もなく消えてしまうように思えるかも。
綺麗な写真を見ながら読んでいくと、きっと元気が出ると思います。
【送料無料】宇宙飛行 [ 若田光一 ]
【本の概要】
●今を生きるために、宇宙が教えてくれる大切なこと
2013年に日本人最多の4度目の宇宙飛行、日本人初の宇宙船のコマンダー(船長)が決定した、宇宙飛行士・若田光一。
この本は、若田光一が実際に撮ったものをはじめとした数多くの写真とともに、「宇宙に来たとわかるのはどんな瞬間か?」「宇宙開発は私たちの生活にどのように役立っているのか?」「なぜ人は宇宙を目指すのか?」など、みんなが知りたかった68の素朴なギモンに答えます。
宇宙という視点から見ると、「驚くべき技術の進歩」「国を超えた協力関係の必要性」「地球の圧倒的な美しさ」「人類の可能性」など、さまざまなキーワードが浮き上がってきます。
●写真とともに体感するリアルな宇宙体験
これまで三度の宇宙飛行をした著者ならではの、「訓練~打ち上げ~宇宙ステーション(ISS)での生活~宇宙から見た地球」など、リアルな世界を体感できます。宇宙飛行士選抜試験や訓練の様子、スペースシャトルの打ち上げの瞬間、ISSでの1日の過ごし方など、写真とそのときの気持ちがリンクし、読みながら宇宙との距離がどんどん近づいてくる1冊です。
【目次】
第1章 宇宙の正体(そもそも宇宙とは何か?/宇宙はどんなところか? ほか)/第2章 宇宙飛行士という職業(宇宙飛行士は特別な人間なのか?/どうして宇宙飛行士を目指したのか? ほか)/第3章 宇宙への旅路(宇宙船にはどんなものがあるのか?/打ち上げまでにどんなことをするのか? ほか)/第4章 宇宙の生活(国際宇宙ステーションとは何か?/国際宇宙ステーションは地上からも見えるのか? ほか)/第5章 宇宙と人類(宇宙から地球に帰還したときの気持ちは?/地球に帰還したあと、身体に変化は? ほか)
【著者情報】
若田光一(ワカタコウイチ)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士。1963年埼玉県生まれ。1989年九州大学大学院工学研究科応用力学専攻修士課程修了(2004年同大学院にて博士号(航空宇宙工学)取得)。日本航空に入社してエンジニアとして勤務。1992年旧・宇宙開発事業団(NASDA)の宇宙飛行士候補生に選ばれる。これまでに3回、アメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルに搭乗した宇宙飛行ミッションに参加。その内、2009年に行なわれた3回目のミッションでは、日本人としてはじめて国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在(約4カ月半)をした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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