2日目
姫路城小話 その五:戦における姫路城の仕掛け
姫路城内は、戦仕様に作られている。いざ戦が勃発したとき、役立つ仕掛けがあちこちにされているのだ。
たとえば、
武器
すぐに武器を手にすることができるように、高い位置にある梁に杭を打ちつけ、そこに銃などの武器をぶら下げておいた。その杭は金属ではなく木や竹で作られており、武器を思い切りひっぱると簡単に折れるようになっている。
設備
- 貯蔵庫
戦になって城に篭城ということになれば、たくさんの食料が必要になる。
そのため、姫路城には大規模な貯蔵庫が用意されていた。
貯蔵庫は、大天守の地下などにあり、米、塩を大量に保管。(米にいたっては1300俵分)
米は長期保存がきくように、焼き米だったらしい。
それらの食料を中にいながら調理できるように台所も城内にあった。 - トイレ
トイレは備前焼の大きな陶器で6個作り、今は3個残っているが、これは結局使用しなかったらしい。
城内にトイレがあったのは姫路城だけ。
城の造り
城は420本の柱、267の梁、2本の芯柱、111の階段があり、階段は城にしては傾斜が緩やかな方だったが、それでも敵に容易に攻めいれられない程度ではあった。現在のJR姫路駅あたりが外堀、中堀だった場所は国道二号線になっているが、およそ70万7千坪の城下町に4000人の侍屋敷があり、戦になると姫路城に集結できるようになっていた。
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ガイドさん曰く、人間、米と水と塩があればなんとか生き延びられるのだと言っていました。
確かにそうだと思いますが、できればそんな思いはしたくないなぁというのが正直なところです。
現代においては、敵が攻めてきて城に篭城するような事態にはなかなか遭遇しないと思いますが、災害で似たようなことになる確立は高いので、日ごろから防災グッズをちゃんと準備しておこうと改めて思いました。
しかし、まさか姫路城で防災意識を感じさせられるとは・・。
さすが世界遺産・・ただの城じゃなかった。
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