2013年8月16日金曜日

宇宙の渚―上空400kmの世界(日本放送協会):おすすめ本

地上から十数から数百キロ上空にある宇宙でも地球でもない境目を「宇宙の渚」と呼び、その領域で起こるさまざまな現象を科学的に解明していく。

宇宙の渚―上空400kmの世界(日本放送協会)




この本を読むと、本当に地球は「奇跡の星」というのがわかります。
地球が持つ磁場や薄い大気、太陽系の中での位置関係などすべての要素が絶妙なバランスを保っているからこそ今自分たちが生きていられる。
こんな条件をすべてそろえた惑星は、宇宙広しといえどもなかなかないでしょう。

宇宙空間では人智を超えた現象が絶えず発生し、そこから生まれたエネルギーや物質がものすごいスピードで地球に向かってきているそうです。
それらの影響をなんの防御もないまま受け入れれば、地球上の生命はあっというまに滅んでしまうでしょう。
それを地球の磁力や大気が壁となって守ってくれています。



宇宙からの攻撃がどのようなもので、それらから地球がどのように防衛しているのか、さまざまな実験や研究からわかった「地球防衛システム」には何度もうなってしまいました。
あの美しいオーロラも、太陽の攻撃から地球を守る最後の砦の攻防だと思うと見方も変わってくるのではないでしょうか。

誰に褒められるともなく、ただひたすらにさまざまな攻撃から守っている地球が健気で愛おしくなってきます。


またちょこちょこ出てくる雑学も興味深い。
例えば、

「雷」の名前の由来
「神が成る」からきていて、あの稲光が大地に突き刺さる光景は、まるで神様が下り立つというイメージを連想させる。

流れ星に願いをかける由来
昔ヨーロッパで「あの光(流れ星)は神様が天国の扉を開けて下界をのぞくときに漏れた光で、その光が輝いている間(扉が開いている間)に願い事をすると叶う」と言われていたことからきている。



なんとも想像力豊かでロマンチック。
科学がまだ進んでいなかった時代では、こういった理解しがたい自然現象はみんな神様の成せる業として説明しようとしていたのでしょう。
そう考えると、科学でみんな解き明かされて夢もへったくれもなくなるのはちょっと寂しい感じもします。(でもやっぱり真実も知りたい)

これからどんどん科学が発展していけば、そういった「神様の仕業」がなくなり科学的な証明に置き換わっていくでしょう。
人間が存在する以上、それは止まらないだろうし止める必要もないと思いますが、願わくは、その科学で人類自ら絶滅の道を辿らないことを願いたい。


【送料無料】宇宙の渚 [ 日本放送協会 ]
【本の概要】
スプライト、オーロラ、流星…地球と宇宙の境界=“渚”で起こる現象から、知られざる地球と宇宙の絆を解き明かす。
地球と宇宙の境界、“宇宙の渚”では、地球と宇宙との物質のやり取りによって、スプライト、流星、オーロラをはじめとしたさまざまな現象が起きている。宇宙飛行士が国際宇宙ステーションから撮影した美しい写真とともに、そのメカニズムと地球への影響をわかりやすく解説する。
【目次】
第1章 謎の閃光 スプライト(いざ、宇宙の渚へ/夜の地球をハイビジョンで捉えろ/渚を走る謎の閃光 ほか)/第2章 天空の女神 オーロラ(宇宙からオーロラを撮る/地球の見えざるバリア/地球の最終防衛ライン ほか)/第3章 46億年の旅人 流星(流星を宇宙から見る/流星とは何か/流星はなぜ光るのか ほか)
(「BOOK」データベースより)

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