アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極[角幡唯介]
角幡さんの本が好きでこれまでにも「雪男は向こうからやって来た」や「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」など読みましたが、本当によくやるな~というのが一番に最初にくる感想。
今回は一面氷に覆われた極寒の世界から蚊の大群が飛び交う湿地帯まで約1600キロを踏破。
途中、カニバリズムにまで走ったと思われるフランクリン隊と同じように飢えと寒さに苦しめられながらもなんとかゴールにたどり着きます。
なぜフランクリン隊は全滅したのか、最後の生き残りはどこまでたどり着いたのかなどの謎をほぼ同じルートを辿りながら追っていくノンフィクション作品。
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【内容】
1845年、英国を出発したフランクリン隊は北極探検中にその姿を消した。ヨーロッパとアジアを結ぶ幻の航路を発見するために出航した一行は、北極の厳しい環境と飢えにより総勢129名が全滅。極寒の地で彼らはどんな光景を目にしたのか。著者は冒険家の荻田と二人、その足跡を辿る旅に出た。三ヶ月以上にわたって北極の荒野を進んだ壮大な探検記。第35回講談社ノンフィクション賞受賞作。
【目次】
序章 レゾリュート湾/第1章 バロウ海峡ー乱氷/第2章 ピール海峡ー未知の回廊/第3章 ビクトリー岬ー暗転/第4章 ワシントン湾ー遭遇/第5章 グレートフィッシュ川ー約束の地/第6章 不毛地帯ー混沌/終章 キナッパトゥの国
【著者情報】
角幡唯介(カクハタユウスケ)
1976年北海道生まれ。早稲田大学探検部OB。2010年『空白の五マイルチベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で第8回開高健ノンフィクション賞、第42回大宅壮一ノンフィクション賞、第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞、12年『雪男は向こうからやって来た』で第31回新田次郎文学賞、13年『アグルーカの行方』で第35回講談社ノンフィクション賞を受賞(「BOOK」データベースより)
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