2017年3月16日木曜日

ミャンマー旅行記#02-ヤンゴン国際空港からシュエダゴン・パゴダへ

旅行期間:2017年2月

1日目

まずはガイドのワナさんから、これからミャンマー旅行をするにあたっての説明。

=====ガイド======
今日のこれからの予定は、最初にシュエダゴン・パゴダに行って、その後夕食を食べてからホテルへ行く。
パゴダまでは40~50分かかるので、その間にミャンマーについての説明。

みなさんが先ほど降り立ったヤンゴン国際空港は、東南アジアで最初に開かれた空港で、欧米諸国からの東南アジアの入口となっていた。しかし、1962年ネ・ウィン将軍の時代から治安が悪くなり外国人が訪れなくなってきた。
この空港はヤンゴン市内から北に約20キロのところに位置しているが、最近はヤンゴンでは渋滞がすごくて、市内まで1時間かかることもある。

今走っているのは100年以上まえからある高速道路で、「ヤンゴン通り」と呼ぶ人もいる。高速道路だが、人が横断していたり、自転車が走っていたり、日本の高速道路ではありえないようなことがおきる。通行は日本と反対。ミャンマーでは車優先なので、横断する場合は気を付けること。ミャンマーで走っている車は、多くが日本からの中古車でトヨタが多い。
ヤンゴンではオートバイの走行は禁止されている。アジアでオートバイが禁止されているのはヤンゴンだけ。理由は、燃料の節約など。





水は飲めないので、ミネラルウォーターを飲むように。1本30円とか50円くらい。お酒でおすすめなのが、ミャンマービールやミャンマーワイン。
屋台で料理された食べ物は、ミャンマー人でもお腹を壊すことがあるので食べない方がいい。果物や野菜は問題ない。

ミャンマーの電圧は220ボルト。
ミャンマーは電力不足の国なので、たまに停電することがある。主な発電は水力発電のため、乾季の今は特に不足がちになる。
もし、ホテルのエレベーターに乗っているときに停電で止まったら、高級ホテルには自家発電があるのでそのまま待っていること。

夜外出するときは、街燈もあまりなく暗くなるので懐中電灯を持って行く。道が悪くて穴もあいているから、地元の人でも落っこちることがある。もしトラブルにあったら「199」に電話するとおまわりさんが来てくれる。
移動にタクシーを利用する際は、メーターはまだ普及してないので乗る前に交渉して値段を決める。

ミャンマーの通貨は「チャット(Kyat)」。紙幣のみで硬貨はない。1~10000チャットまで15種類ほどあるが、一番使いやすいのが、500、1000、5000、10000チャット。コーヒー一杯がだいたい500チャット。チャットを日本円に換算すると「0」をひとつなくしたくらいの金額。500チャットなら50円。今日のレートは11円なので、5000円が55000チャットになる。






そろそろ左側にヤンゴンで有名なインヤー湖が見えてくる。土手が高いので道路からだとちょっとしか見えない。この湖の対岸に、今夜泊まる「セドナホテル」がある。この湖は、デートスポットでも有名。




昔はこの近くにアジアでも優秀なヤンゴン大学があった。アウンサン・スーチーさんのお父さんなどもこの大学を出たが、1962年のクーデターの後、学生寮などがダイナマイトで爆破され、複数の学生が亡くなった。それ以降、ヤンゴン大学は閉鎖された。当時の政権は、教育レベルが上がるほど独裁政権にとってはマイナスだと考え、教育の場をなくしていった。また同時にビジネスも衰退し、今ではミャンマーはアジアで下から二番目に貧乏な国になってしまった。
ヤンゴンには、ミャンマーの人口6000万人の約1割ほどの人が暮らしている。

これから観光するシュエダゴン・パゴダは、ヤンゴンで唯一の山(標高90mくらい)の上にあり、どこからも見ることができる。パゴダの中は裸足で入らないといけないので、足の裏が汚れる。気になる人は足を拭くものを持って行くといい。パゴダのトイレに足を洗う場所もある。

ミャンマーでは18時ごろには暗くなる。パゴダを観光するころには、夕暮れからライトアップの風景を見ることができる。
シュエダゴン・パゴダの「パゴダ」は英語で、ミャンマー語では「パヤー」という。日本語ではお寺。
「パゴダ」は2種類に区別できる。仏塔の種類と寺院の種類。仏塔はレンガを積み上げて造られたもので、中に空洞がないので人は入れない。外をまわって見るだけ。寺院の方は、中に入ってそこにいる仏様に会いに行くような感じ。

シュエダゴン・パゴダというのは、「シュエ」は「金(ゴールド)」、「ダゴン」は町の名前で、「ダゴンの町にある金色のパゴダ」という意味。
ヤンゴンは昔は「ダゴン」という名前だった。よく、「ラングーン」ではないのかと聞かれるが、それはイギリス時代だけの呼び名。ラングーンには何も意味はなく、当時のイギリス人が聞き間違えただけ。ミャンマーでは、今ではラングーンとは誰も言わないし言うと笑われる。

昔このエリアにゴン族という少数民族が多く住んでいて、ダゴンは少数民族の言葉。「ダ」は「三つ」、「ゴン」は「川」という意味で、「ダゴン」は「三つの川に取り囲まれた国」。今でも3つの川が流れ、海までも15キロほどと近い。

パゴダに入るときは、短パンやミニスカートの場合は、腰巻を巻いたりしなければならないので時間がかかるから、なるべく露出の少ない服装で行ったほうがいい。
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車窓からもパゴダが見えてきましたが、本当に眩しいくらいにキラキラと金色に輝いていました。






パゴダの入口の駐車場にバスを停めて境内へ向かいます。


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