旅行期間:2017年2月
1日目
夕食を終えて今日と明日宿泊する5つ星ホテル「セドナ ホテル ヤンゴン(Sedona Hotel Yangon)」へ向かいます。
ホテルまでは15分から20分ということですが、その間にも、ワナさんが熱心にガイドをしてくれました。
=====ガイド======
ミャンマーの人は、時間があればあるほどパゴダに行きたいと思う。行けば行くほど死んだあと極楽浄土に行けると思っているから。行く時間は年齢によって違う。年寄りは静かな早朝に行き、10時前後は若者が多い。若者たちはデートも兼ねてくる人もいて、その後映画とかに遊びに行く。11~15時くらいは家族が訪れる。何家族か一緒に来てお弁当をシェアして食べることもある。食事をするのは暑い昼間で、その後どこかに行き、夕方くらいにまたパゴダに戻ってくる。また、遠くからきた人たちも夕方にくることが多いので夕方が一番混んでいる。
ミャンマーの仏教徒は、隣のタイと比べて人数が少ない。タイは人口の9割以上が仏教徒だが、ミャンマーは8.5割くらい。タイもミャンマーも小乗仏教で日本の大乗仏教とは少し違う。イスラム教徒は4%、キリスト教は3%くらいいる。また山に住んでいる人たちは「ナツ」という神様を信仰している。
日常生活でも仏教が深く浸透している。例えば、「ミカラパ」という言葉は挨拶として使われるがサンスクリット語からきている。これは、「人生を幸せなものにするためにお釈迦様の教えを身につけましょう」という意味。また「ありがとう」は「チーズーベ」。
ミャンマーは、バングラデシュ、インド、中国、タイ、ラオスに接している。中国とインドをお互い行き来するにはミャンマーを通らないといけないから、位置的に重要な場所にある。ミャンマーの国土は日本の1.8倍で、東南アジアではインドネシアに続いて2番目に広い。
ミャンマーの季節は、6月~10月の雨季、11月~2月の冬、3月~5月の夏で、真夏の4月は気温が45度くらいまで上がりミャンマー人でもきつい。
もうすぐアウンサンスーチーさんの家が左側に見えてくる。20年以上軟禁された場所。以前はこの道は人も車も入れなかった。スーチーさんは時々この家に戻ってくる。
前の政権の人たちが残した問題が多くあるため、ミャンマーの政治は棘の道。特に大きな問題は戦争。政党が与党になってからこれまでと変わったかと聞かれるが、それほど大きくは変わっていない。でもミャンマーの人たちは喜んでいる。なぜなら、平和を目指してがんばっているから。
この国は多民族国家で少数民族が135あり、未だに民族同士の戦争がある。お父さんの時代に「テンロン」という平和の契約をしたがなかなか難しい。もともと違う目的で内戦をしていたが、今はその目的が変わり、戦争を止めたくないからという理由で内戦をしている。
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ヤンゴンだけの印象だと、いまだに内戦をやっている国だとはとても思えない。これから地方にも行きますが、だんだんとそういった面も見えてくるのかもしれません。
さて、そろそろホテルに到着。今夜泊まるホテルの隣にはデパートがあり、22時までやっているので買い物するならおすすめとのこと。
ホテルの入り口でセキュリティチェックを受けロビーへ入ります。ミャンマーらしさを出しつつも近代的な造りでとてもおしゃれ。
チェックインをしてワクワクしながら部屋へ行くと、これまたステキな内装でテンションがあがります。もう暗いので窓からの景色はよく見えませんでしたが、眼下には青くライトアップされたホテルのプールが広がっていました。
バスルームも広くアメニティもバッチリ。さらに、後で知ったのですが、ミニバーのドリンクはフリーで飲めるそうです。
お風呂に入って広いベッドに入るとすぐに眠気が襲ってきて朝まで爆睡。やっぱりいいホテルに泊まると疲れがとれます。
【関連リンク】
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