2014年10月10日金曜日

奥塩原元湯温泉と塩原自然研究路トレッキング記#13-秘湯の宿「ゑびすや」と「大出館」

旅行期間:2014年9月下旬

3日目

今日はちょっと遅めに起きて朝食の前に朝風呂へ。
檜風呂に行ったのですが、朝日が差し込む中貸切でのんびりできました。

朝食はまた温泉粥で、他の料理もこれぞ朝ごはんという感じ。
質素ながらも昨日の朝とは違うメニューで十分楽しませてくれました。




今日は14時20分に東京からバスが来るので、それまでは自由時間。
元泉館のお風呂は3つあるので掃除の時間などうまくローテーションが組まれており、露天風呂がある高尾の湯には朝7時から21時半まで入ることができます。そのため、バスを待っている間も入浴して時間を潰すことが可能。
宿のまわりに何もない場所では、これはありがたいと思います。



部屋は10時にチェックアウトし、食事処のお座敷に荷物を移動させそこで出発まで休憩。
元湯には元泉館の他に、ゑびすやと大出館という温泉宿がありそれぞれ立ち寄り湯ができるので、そこで時間をつぶすのもいいと思います。

塩原元湯温泉 ゑびすや
元湯温泉は平安初期 承和元年(834年)僧空海によって発見されたと伝えられ、戸数84旅館48戸にのぼり、江戸初期には「元湯千軒」と言われる賑わいを呈していました。
しかし、(1659年)の大地震により、1村6泉皆埋没し、北端に位置していた「梶原の湯」のみが難を逃れ、現在にいったております。現在、当館内に有る「梶原の湯」は、文治2年(1186年)梶原景時、影季が平家に見方した(那須の余一の兄達)を打たんとして、傷を負い、負傷治療の為入浴したと伝えられております。(HPより)




大出館
当館の温泉は自家源泉で「天然の源泉100%」で提供しております。
その為、温泉の成分が非常に強く温泉の性質上、風呂場の壁は勿論、建物の傷み、また殆どの金属はすぐに腐食してしまいます。
電化製品におきましても、テレビは年間約50台、エアコン、暖房、冷蔵庫なども各20台近く壊れてしまいます。通常に使用しても電化製品の寿命が当館では、長くて1年なのが現状です。
秘湯と源泉100%にこだわり抜くことに際し、出来る限りの努力を心掛けて参りますが、「建物の傷みや、設備など」に関しまして、何卒お客様のご理解とご協力を宜しくお願い致します。(HPより)




私たちは、今回は偵察だけにし、元泉館の上にある大出館まで散歩しに行くことにしました。(ゑびすやはすぐ隣)
大出館は位置的にはすぐ上に見えているので、もしかしたら近道があるのかもしれませんが、私たちは九十九折の舗装された道を行きました。
天気もよく、道に覆いかぶさる木々からの木漏れ日が気持ちいい。
ずーっと道なりに坂を上っていくと、眼下に大出館の屋根が見えました。想像していたより大きな建物です。
この旅館では、黒い温泉に入れるとのこと。今回は断念しましたが、また今度入ってみたい。

 




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