2014年2月16日日曜日

上野恩賜公園散策と国立科学博物館見学#08-その他の見どころ

ちょっと疲れてきましたが、せっかく来たのでとりあえず一通り周ってみました。

地球館1階:地球の多様な生き物たち

 

 



地球館3階:たんけん広場・大地を駆ける生命

 




地球館屋上

スカイツリーが見えました。

 


地球館地下1階:地球環境の変動と生物の進化~恐竜の謎を探る~

 

 


地球館地下2階:地球環境の変動と生物の進化~誕生と絶滅の不思議~

 

 


地球館地下3階:宇宙・物質・法則

ここでは、宇宙関係のものが見られるのですが、一番奥に展示されている「霧箱」に感動しました。

■霧箱で宇宙から飛んでくる素粒子を見てみよう
霧箱は、素粒子が飛んだ道筋を見るのに使われた最初の装置である。ここにある霧箱の中には、上部からアルコールが蒸発し、-40度以下に冷却した底面に勢いよく拡散していて不安定なアルコール蒸気層が形成されている。このなかに宇宙線のような電気を帯びた粒子が飛びこんでくると、その道筋に沿って気体分子が電離しそこにアルコール蒸気が集まって小さな液滴が並ぶので飛行機雲のような飛跡が見える。地下深いこの展示場にまで達する宇宙線も見られる。自然環境中のさまざまな素粒子の飛ぶようすをながめてみよう。(案内板より)



A:宇宙線
宇宙には高速の粒子が飛び交っている。その多くは陽子で、地球上空数百kmで空気中の窒素、酸素の原子核に衝突し、これらを破砕する。そのとき発生したミューオンが地上に達し、この霧箱に飛び込んでくる。飛跡は長くのびた直線となる。

B:電子
ガンマ線は宇宙から地上に降り注いでいるほか、地面や建物の材料にふくまれる自然の放射性元素からも出ている。ガンマ線はガラスを貫通して霧箱に入り、なかの気体原子の電子をたたき出す。霧箱の各所に見られる細く短い飛跡はこれらの電子による。

C:陽子
宇宙線によってミューオンが発生する際、中性子も発生する。中性子は地上に達して霧箱に飛びこみ、なかの気体分子の水素原子核(陽子)をたたき飛ばす。陽子はほかの気体原子核とぶつかりながら飛ぶので、曲がりくねった太い線の飛跡を残す。

D:アルファ粒子
霧箱のなかには、ガラスなどにふくまれる放射性元素の自然崩壊で発生したラドンガスがわずかに存在する。ラドンはさらに崩壊してアルファ粒子を放出し、このアルファ粒子が短く太い飛跡をつくる。これがアルコール蒸気の流れなどで上下に引かれ、膜状になる。(案内板より)


そして、実際の霧箱を見ると、ひょろひょろと動く青白い光をこのような感じで見ることができます。




その綺麗さにじーっと眺めていたら、このコーナーの担当らしい案内係の男性がきて、いろいろと説明してくれました。その豊富な知識と説明の上手さは、こっち方面の先生とか何かをされていたのではないかと思うほど。
豊富な展示物もすごいですが、こういう専門知識を持った方の説明も聞けるというもこの博物館の魅力だと思います。


日本館

こちらには、天体・地震・日本列島に関するものが展示されています。
また地下一階には、「シアター36○」があり、360度スクリーンになった球体の中で、約10分間の映像と音楽を楽しむことができます。追加料金はなし。

 

 


簡単にご紹介してきましたが、実際に見学に要した時間は5時間近くにもなってしまいました。
それでも最後の方はもう疲れて軽く眺めるだけになってしまったので、全部をじっくり見ようと思ったら一日ではとても無理だと思います。

とにかくものすごい見応えがあり、国立ならではのここでしか見られないものもたくさんあるので、かなりおすすめです。


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