2013年12月16日月曜日

トルコ旅行記#28-メヴラーナ博物館

旅行期間:2013年9月29日~10月8日

5日目

コンヤのメヴラーナ博物館に到着。
花が植えられた綺麗な庭が広がり、その脇に博物館が建っています。
建物の中は写真撮影禁止。やはりここも大賑わいでした。

 


庭の散策は後にして、まずは霊廟の中へ。
昔はメヴレヴィー教団だったところですが、1927年の初代大統領のときに解散させられ、それ以来博物館として公開されています。


=====ガイド=====
入口に昔のアラビア文字で「ここは神様の場所」と書かれている。

19世紀に菩提樹で作られたメッカのカアバ神殿の模型がある。
メッカはイスラエルではなくサウジにあり、預言者マホメッドは6世紀にメッカで生まれ、メディナでなくなった。
そのため巡礼者はそのふたつの町に行くが、最初にメッカに行って、そのあとメディナに行く。この町にはイスラム教の信者しか入ることができない。

模型の上には、メフメット二世のサインがある。
また葉っぱの上にはお祈りが書いてある。

イスラム教では火葬はできないので棺が並んでいるが、中に遺体は入っていなくその下に埋まっている。
棺の上にターバンが置かれていてこれは墓石を表している。
その棺に掛けられている布の色でどのような人だったかわかる。
白は教団の先生、緑は宗教の偉い人。

ここにも「神様」と書かれている。
アッラーは神様という意味だが、それを口から声に出して言う前に10回は考える。簡単に言ってはいけない言葉。
ものすごい必要になったら唱えるが、神様は人間の目には見えない。しかし、太陽や風、雷など、そのような感じで見ることはできる。

昨日行ったエフェソスの遺跡の近くに世界一有名な聖母マリアの教会がある。マリア様の最後の家だった。キリスト教の人はそこへミサに行く。
アルテミス神殿のところで見えた城塞は聖ヨハネ教会。
実は、コーランにはマリア様の話が書かれている。「聖母マリア様はイエスキリストの母親だった。大事にしてください。」と。
だから、聖母マリア教会にはイスラム教の人も行ってお祈りする。

つまり、キリスト教もイスラム教もユダヤ教も同じ神様を信じている。違うのは預言者だけ。キリスト教はキリスト、ユダヤ教はモゼ、イスラム教はマホメッド。
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こういう形の霊廟は、ウズベキスタン新疆ウイグル自治区でも見ました。
一番奥に、創始者であるジェラルディン・ルーミー(メヴラーナ)の棺が安置され、ひときわ大きく煌びやか。金刺繍の布で覆われていました。

棺の部屋の隣には、ガラスケースで覆われたムハンマドのあごひげが入った箱が置かれています。
信者の人たちが次々とそのケースに開いた小さな空気穴に顔を近づけてお祈りしていました。

一旦外に出て、修行僧たちの人形や生活道具などが展示された棟に行きます。
小さく区切られた長屋のような部屋がずらりと並んでいて、とても時間内に全部は見きれません。

 


途中であきらめ、中庭を散策。
イギリスの庭園のような庭や、壁のレンガの微妙な色合いが綺麗です。

 

 

 




集合時間になったので、庭園の外に出てバスへ向かいます。
敷地の外には、お土産屋さんが並んでいて、その中にセマーの踊りをしている人形を発見。他にもキーホルダーなどのグッズが売られていました。

 


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