6日目
ギョレメ野外博物館についてバスを降りると冷たい風が吹き付けました。
これは冬の恰好じゃないと寒いです。
ゲートを抜け中へ入ると、まだ観光客もまばら。
しかし、少したつと続々と団体客が押し寄せてきました。
ハヤティーさんは、どこの場所が何時くらいに混むというのをみんな熟知していて、一番観光しやすい順番で案内してくれます。さすがベテラン。
ギョレメ野外博物館は朝一番に来た方がいいとのこと。
ここでは、小さな洞窟を見て回るのですが、今年の3月から混雑解消のため洞窟の中でガイドができなくなったそうです。
そのため、外であらかた聞いて、あとは各自で見学するスタイル。
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=====ガイド=====
黒っぽい石は溶岩で一番堅い玄武岩。お坊さんたちが質素な暮らしをしていた。
聖バジリウス教会
バジリウスはキリストの弟子だった。
中に描かれている絵はほとんどが、9世紀から12世紀あたりのもの。中は撮影禁止。
入って右手には穴が開いており神父さんたちのお墓、真ん中には祭壇があり11世紀に描かれた三位一体のキリストが見える。
壁にはたくさんの赤い三角形が見えるがそれは三位一体を表している。9世紀の偶像破壊時代のもの。
左の壁にはバジリウスが見える。彼はカイセリの町で生まれた。
そのそばには、カッパドキアの聖者が見え、馬に乗って蛇を殺している。
林檎の教会(エルマル・キリセ)
入口の前に林檎の木があったため、地元の人にそう呼ばれていた。11~12世紀のビザンチンの黄金時代。
入ってすぐ正面には、祭壇がある。祭壇の上にはデイシス(聖顔)が見える。必ず3人いて、真ん中がキリスト、その右に聖母マリア、左に聖書を書いたヨハネ。
紀元前を表すADは、After Deisisのこと。
デイシスの下には、キリストの6人の弟子が並んでいる。みんな聖人でそのうちの一人、聖ニコラスはサンタクロースの起源。
実はサンタクロースはトルコ人で、地中海沿岸のデムレ(昔のミュラ)という場所には、サンタクロース教会があり、後にフィンランドに伝わった。
祭壇の右のアーチには、「最後の晩餐」の絵がある。真ん中のアーチには「ユダの裏切り」、その右手の壁には「キリストの張りつけ」、反対側には「キリスト降誕」の絵が見える。
入口の上には「最後の審判」の絵があり、キリストの前でお辞儀して許しを乞うている。半分は天国、半分は地獄に行く。
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サンタクロースがトルコ人だったとは初めて知りました。
びっくりです。
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