4日目
トルコ語講座のあとは、世界遺産について。
=====ガイド=====
今までトラキアという地方を走っていた。
イスタンブールからチャナッカレ海峡までトラキア。
トルコの国は全体で20か所に分かれている。
海峡を渡るとトロイがあるミーシャ、南に行くとエオリア、イオニア(イズミールやエフェソス)、カーリア、リーキヤ、フリーキヤ、パンフィニア、ピキニア、黒海の沿岸の方にいくと西海岸がパファゴニア、ガラティア、カッパドキア、キリキア、メソポタミア(「ふたつの川の間」という意味。この川とはチグリスとユーフラテス)、ポントスなど。
昨日行ったトロイ遺跡やイスタンブールの旧市街などは世界遺産だったが、これから行くエフェソスは、遺跡として世界一にはなっているが周りがちょっと汚いという理由で世界遺産ではなかった。
しかし、来年2014年の3月に世界遺産に登録されることになった。
ユネスコは1972年11月16日にパリで発足した。
世界遺産は全部で981ある。
そのうち文化遺産が659、自然遺産が193、複合遺産が29。
複合遺産はトルコには1つあり、これから行くパムッカレがそれにあたる。パムッカレは石灰棚の上に紀元前4世紀のヒエラポリスの遺跡があり、自然遺産と文化遺産が一緒になっている。
世界遺産の配分は、アフリカ大陸9%、アラブ8%、アジア23%、欧米48%、南米13%で、世界で一番多い国はイタリア。イタリアには49か所ある。続いて中国45、スペイン44、フランス・ドイツ38、メキシコ32、インド30、イギリス28、ロシア25、アメリカ21、ブラジル・オーストラリア19、カナダ・ギリシャ・日本17、トルコ14(来年19になる)、他にイラン16、ペルー・スイス11、韓国10、モロッコ・オランダ9、エジプト・ノルウェー・イスラエル7、ケニア6、デンマーク4、ニュージーランド3など。
世界遺産の看板を作ったのはベルギーの芸術家ミシェル・オリフ。1978年に作った。
意味は、円形が世界中の自然界を、中の四角は人間の想像力を表している。
ユネスコは今まで34回の会議をしていて、日本でも1998年12月5日に京都でやった。
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ほどなく世界七不思議に数えられているアルテミス神殿に到着。
世界七不思議とは、古代ギリシャ・ローマ時代の建造物で、注目するに値するものという意味。
そして、その七つのものとは以下の通りです。
- ギザの大ピラミッド
- バビロンの空中庭園
- エフェソスのアルテミス神殿
- オリンピアのゼウス像
- ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
- ロドス島の巨像
- アレクサンドリアの大灯台
草木が生い茂る道を抜けると開けた空き地があり、そこでバスを降ります。
するとすぐ目の前にアルテミス神殿跡が見えました。
確かにポツンと柱が建っているだけの寂しい遺跡。
その柱の上には、このあたりにたくさん生息しているというコウノトリの巣がありました。
ここは遠くから眺めて写真を撮るだけなので10分ほどの滞在。
次はいよいよ世界最大級の古代都市遺跡に向かいます。
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