2014年2月15日土曜日

上野恩賜公園散策と国立科学博物館見学#07-「地球館」で日本の技術を見る

お昼の時間もだいぶ過ぎたので、地球館にあるレストラン「ムーセイオン」へ行ってみました。
時間は13時半ですが、まだ行列しています。
平日のこの時間でこれだけ混んでるなら、休日はいったいどうなってしまうのか・・

10分ほどで名前を呼ばれたので中へ入ります。
窓の向こうには地球館一階の展示が見下ろすことができました。

大恐竜展の記念メニューと迷いましたが、季節の特別メニューという「ムーセイオンセット」に決定。
「豚ロース肉のチーズ衣焼き野菜のトマト煮添え」とライス、コーヒーなどがついています。
味は普通ですが、ロケーションが面白いので一度来てみるのもいいかも。





ランチの後は、地球館を見学してみることにしました。
地上3階から地下3階までボリュームたっぷり。その中でも、2階の「科学と技術の歩み」が面白かったので、少しご紹介します。

2階:たんけん広場・科学と技術の歩み
ここには、小惑星探査機「はやぶさ」の模型が展示され、はやぶさが平成22年6月に小惑星イトカワから持ち帰った微粒子を光学顕微鏡で観察することができます。

部屋に入って壁の向こうに周ると、一目で宇宙関係のものとわかる展示物がドーンと目に入ってきました。
若田光一さんのロボットアームで回収されスペースシャトルで地球に帰ってきた宇宙実験・観測フリーフライヤ(SFU)と、イトカワに行ってきたはやぶさ(模型)です。

か、かっこいいーー!

 

世界初!小惑星イトカワからのサンプルリターンに成功
小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)は、惑星の重力を利用して探査機の軌道を変えるスイングバイ技術、イオンエンジンを主推進系に用いた世界初の宇宙航行、様々なセンサー技術を導入した自立型探査機技術(探査機ロボット化)、極小重力化でのサンプル採取と地球への回収(サンプルリターン)といった大きな実績をあげ、日本の宇宙開発技術の高さを証明しました。

■はやぶさサンプルの研究で分かったこと
  1. 小惑星イトカワが、地球に落下したある種の球粒隕石(コンドライト)と同じ特徴を持つことが分かりました。小惑星が隕石のふるさとであるという直接的な証拠が初めて得られました。
  2. イトカワは、大きな小惑星が壊れてバラバラになり、その一部の破片が再び集まってできた集合体(ラブルパイル)であることが分かりました。また、イトカワはどんどん小さくなっている可能性があることも分かりました。イトカワは1億年から10億年で消滅してしまうかもしれません。
  3. イトカワの表面では宇宙風化や摩擦等の作用により、粒子の色や形が変化していました。
    ※宇宙風化:太陽や宇宙から飛来する放射線や粒子によって物質に変化が起こること。(案内板より)

 




小惑星探査機「はやぶさ」の模型
小惑星探査機「はやぶさ」が、幾多の困難を乗り越え小惑星「イトカワ」において採集したサンプルを地球に持ち帰ったことは、大きな感動を巻き起こした。このストーリーは映画化され何本かの映画が制作された。この「はやぶさ」実物大復元模型は、映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(配給:東映 公開:2012年2月11日 主演:渡辺謙)の撮影用に製作され、科学の普及と振興に役立てるため「はやぶさ 遥かなる帰還」製作委員会より当館に寄贈いただいたものである。(案内板より)






まさか、ここで「はやぶさ」や、イトカワから採取した本物の微粒子が見られるとは思っていなかったので、かなりワクワクしました。

他にも、航空技術や電子計算機などの発展にまつわるものがたくさん展示されています。
例えば、零式艦上戦闘機(零戦)や日本初のリレー計算機、国鉄(現JR)がはじめた座席予約業務の本格的なオンラインリアルタイムシステム、国産量産車のさきがけとなったオートモ号などなど、すごいものがたくさん見られました。

 

 


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