高橋まゆみ人形出会い旅 まなざしの向こうに(高橋まゆみ)
この人形、どこかで見たことあるな~というくらいしか知らなかったのですが、パラパラとページをめくってみると、思わず微笑んでしまうような人形が次々と出てきて、その写真を眺めているだけでも心がほっこりします。
このエッセーでは、作者の著者がこの人形作家の道に入ったきっかけから、それを仕事として成り立たせていくまでのことが書かれています。
家庭の仕事や家族とのつきあいの中で、自分の好きなことだけしていられないジレンマやストレスを抱えながら、それでも大好きな人形制作を続けてきた著者の姿は、きっと多くの人にも共感できるのではないでしょうか。
たったひとつの人形をきっかけに様々な出会いがあり、その人たちとの間で生まれるエピソードは、言葉も話さない人形がここまで人の心の奥を揺さぶることがあるのかとちょっと驚きました。
誰かを感動させるような仕事ってすごいな~と思います。
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【内容】
全国90カ所の展覧会会場で180万人が笑い、涙した人形たち…。今、明かす秘めた思い、込めた願い、そして農家の主婦としての日々の暮らし…。初の人形フォト&エッセー集。
【目次】
1章 ときめき/2章 めぐり合い/3章 まなざし/4章 ぬくもり/5章 よろこび/6章 えにし。
【著者情報】
高橋まゆみ(タカハシマユミ)
1956年長野市生まれ。日本創作人形学院通信教育にて人形作りの基礎を学ぶ。1998年ユザワヤ創作大賞部門での大賞受賞を皮切りに、新世紀人形展、日本工芸美術展等で各賞受賞。2001年初の作品集「まなざし」を自費出版。2003年から、「故郷からのおくりもの」実行委員会プロデユースによる人形展を展開。2004年第9回信毎選賞受賞。長野県飯山市在住(「BOOK」データベースより)
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