円覚寺の後は、ハイキングのスタート地点でもある浄智寺へ向かいます。
お寺を出て踏み切りを渡り県道を左折。道沿いには小さなお店が並んでいるので、お昼時ならここで食べてから行くのもいいですし、お弁当があればハイキングコースの途中で食べることもできます。または、スタート時間が早ければ、ハイキング終盤の高徳院や長谷周辺にもお店がたくさんあるので、歩いた後に食べるのもおすすめ(行動食は持参しましょう)。
県道をまっすぐ行くと再び踏み切りが見えてくるので、その手前の道を右折します。木々が生い茂る緩やかな上り坂になり、その途中に浄智寺の門があるので、お寺を拝観する場合はその門をくぐって石段を上っていきましょう。拝観しない場合は、門をくぐらず本来の道をそのまま行くか、石段の途中でエスケープできます。
浄智寺
鎌倉五山の第四位であり、豊かな緑におおわれた境内は、国の史跡に指定されています。総門の手前にある古い石橋のたもとには、鎌倉十井の一つである甘露ノ井があり、その先には、印象的な苔むした参道の階段と、上に鐘楼がある珍しい山門があります。
仏殿には、室町時代に造られたという三世仏坐像(向かって左から阿弥陀・釈迦・弥勒)が安置されており、それぞれ過去・現在・未来を意味するといわれています。また、境内一角の洞窟には、鎌倉・江の島七福神の一つである布袋尊がまつられています。
国指定重要文化財に指定されている地蔵菩薩像や「西来庵修造勧進状」などは、鎌倉国宝館に預けられています。(案内板より)
緑が多く円覚寺に比べると格段に人も減るのでほっと一息できます。境内の中ほどにある庭園は、日本昔話に出てくるような風景で、これを見ながらしばらくぼーっとしているのも心地よさそう。
その庭をぐるりと周ると洞穴があり、そこくぐって奥に行くと布袋尊像が安置されています。この像に触ると元気が出るということなので、みんなに触られて黒光りするお腹をなでておきました。
→「葛原岡・大仏ハイキングコース」の全行程はこちらの記事をどうぞ
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