2020年5月6日水曜日

コーカサス旅行記#35-温泉街もあるトビリシの旧市街を散策

旅行時期:2018年10月

5日目

メテヒ教会から歩いてトビリシの旧市街へ向かいます。
石畳の細い路地が続く街並みは、おしゃれなカフェなどが並んでとってもいい感じ。

=====ガイド=====
18世紀にきたシャルデニというフランス人が、トビリシのスケッチを描いていた。前大統領はそのスケッチをもとに町を再開発した。
この通りはシャルデニの道と呼ばれている。カフェやレストランが立ち並び、ランチ時から翌朝の3時とか4時とかまで開いていて、水たばこなども楽しめる。

座ってグラスを持っている像はタマダ像で、タマダとは、宴会で乾杯の音頭をとる役目の人のこと。ここにあるのはレプリカで、本物は博物館にある。紀元前7~8世紀のもの。8000年まえのワインのツボもタマダ像と一緒に発見された。乾杯したら一気にワインを飲み干さないといけない。
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途中、現在は博物館となっているかつてのキャラバンサライなどを見ながら、ジョージア正教会の総本山だったシオニ教会へ。

=====ガイド=====
この教会は、最初は6世紀に建てられ、7世紀に修復されたが、その後1710年までイスラム教徒によってモスクとして使われていた。その名残で、水道が並んでいる。
今は18世紀のもので古いものはあまり残っていない。

教会内には、19世紀にロシア人の画家によってロシアスタイルのフレスコ画が壁に描かれた。しかし入り口の壁のものは、ジョージアの画家によって描かたもの。ロシアスタイルは、金と青色がよくつかわれているが、ジョージアスタイルは、自然由来の色だからもっとシンプルな色味。

教会には、ジョージアにキリスト教を伝えた聖ニノの十字架があり、二本のブドウの木を彼女の髪の毛で結んだものとされている。

教会の隣にある鐘楼は、ロシアスタイルのもの。赤レンガの小さな鐘楼の方は、15世紀によって神父によって建てられたが、いったん壊されて最近再建された。今でもミサの時などに使われている。
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続いて、旧市街の中心にあるゴルガサリ広場を通って、温泉街(アバノトウバニ)へ向かいます。
だんだんと日が暮れてきて、町の明かりがともりとても綺麗。

=====ガイド=====
アバノトウバニ(ハマム)は、17世紀からある硫黄温泉の大浴場。フランスの小説家アレクサンドル・デュマやロシアの詩人プーシキンもトビリシを訪れた際温泉を楽しんだ。トビリシの伝説に出てくる鷹の像もある。昔は、ここに来て息子のお嫁さんをお母さんが選んでいた。
湧き出る温泉の温度は約47度で、湯舟にお湯をはり浸かることもできる。

ここで目立つのは、イランの文化の影響を受けて造られた高級エステ・オルべリア二浴場。一部屋40リラくらいから入れるが、ジョージア人にはあまり人気がない。
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この温泉の香りは日本人にはとても馴染みのあるもので、外国にいながらどこかホッとできる場所でした。


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