2013年8月8日木曜日

ガリレオ―はじめて「宇宙」を見た男 (ジャン・ピエール・モーリー 著/田中一郎 監修/遠藤ゆかり 訳):おすすめ本

16世紀から17世紀に活躍したガリレオの伝記。

ガリレオ―はじめて「宇宙」を見た男 (ジャン・ピエール・モーリー 著/田中一郎 監修/遠藤ゆかり 訳)




当時の実験の様子を書いた絵や、ガリレオ直筆の文書などが満載で楽しみながら読めます。

自作の望遠鏡で宇宙を観察し、コペルニクスの地動説を証明。
しかし、それが事実だと都合の悪い教会やガリレオを良く思わないほかの学者たちに目をつけられ次第に敵が増えていきます。
そしてついに、異端審問所により裁判にかけられ有罪の判決が。



ガリレオが亡くなった年にニュートンが生まれていますが、これがチベット圏だったら「ニュートンはガリレオの生まれ変わり」とか言われてリンポチェになっていたかも、などと思ってしまいました。
それぐらい上手い具合に続けて偉人が出現したものです。

2013年8月7日水曜日

雪の下の炎(パルデン・ギャツォ著/桧垣嗣子 訳):おすすめ本

中国政府によって30年以上も無実の罪で監獄に投獄されたチベット僧侶のドキュメンタリー。

雪の下の炎(パルデン・ギャツォ著/桧垣嗣子 訳)




人はどこまで残虐になれるのか

著者のパルデン氏は、投獄されてから幾たびもの拷問を受けますが、拷問の辛さよりもその向こうに見える人間の持つ残虐性によりショックを受けたと書いています。


これを読んで、1971年にアメリカの心理学者ジンバルドーによって行われた「スタンフォード監獄実験」が頭によぎりました。
この実験は、普通の一般市民21人を集めその半数を看守役、あとの半数を囚人役に分け、それぞれの役にあった肩書きや権利を与えるとどのように行動するかを見るために行われました。

より役になりきってもらうために、足かせや目隠しをしたりなど、かなりリアルな状況を作ったそうです。



2013年8月6日火曜日

道に落ちている10円玉の裏にある陰謀:日常の光景



あなたは10円玉が道端に落ちていたら拾うだろうか?
道の真ん中にこれみよがしに落ちているのだ。

私もたまにそのような状況に出くわすが少し迷ってしまう。
なぜって?
考えてもみたまえ。

これみよがしに落ちているにも係わらず、誰も拾っていないのだ

例えばその道が、日に数人しか通らない田舎のあぜ道だったらそれもあるだろう。
人が少ない上に、10円玉なら土の色と同化して見にくくもなるからだ。

しかし、東京の住宅がひしめく舗装された道の場合それはありえない。
すでに10円玉がそこに存在してから何人もの人が通って目に付いているはずである。
にもかかわらず、

まだそこにある

これはおかしい。
まるで私が現れるのを待っていたかのようではないか。
間違いない。

罠だ

誰かが私を狙っている。
10円玉を拾い上げた途端に頭上からタライが落ちて気絶させるとか、拾おうと手を伸ばしたらくくりつけた糸が引っ張られアジトに誘導されるとか、いろいろとその方法は考えられるが、最終目的は私の捕獲だ。



2013年8月4日日曜日

ステーキハウス アウトバック バー&グリル(品川)

昨日はいつもの旅好き仲間と品川にあるステーキハウス、

アウトバック バー&グリル

で会合。

 

このレストランは、
全米 NO.1 カジュアルダイニング
アメリカ ZAGAT 3年連続 Best Steak!
アメリカでは誰もが知る<アウトバックステーキハウス>。そのOUTBACKが展開するバー&グリルは、大人が集うお店として、落ち着いたインテリアと本場の料理で、海外さながらの雰囲気をご堪能いただけます。
ということなのですが、友人曰く、オーストラリアのお店なのだとか。
そう思って店内を見てみると、確かにオーストラリア関係の写真や雑貨が飾ってありました。

さっそく料理を注文。
名物のブルーミンオニオン、人気のフィレステーキ、アウトバックバーガー、デザートにはチョコレート・サンダーなど。

2013年8月3日土曜日

金持ちはどんどん金持ちに、貧乏人はどんどん貧乏になるマタイ効果




持っている人はさらに与えられて益々豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられて益々貧しくなる

これは、アメリカの社会学者ロバート・K・マートンが提唱した「利益・優位性の累積」の現象で、新約聖書の「マタイ福音書第13章12節」に同じ意味がかかれた一節があることから、マタイ効果と名づけられたそうです。

簡単な例で言えば、

金持ちはどんどん金持ちに、貧乏人はどんどん貧乏に

ということでしょう。
これを初めて聞いたときは、思わず、

確かに!

と手を打ってしまうほど納得。
まさにこの世の中の仕組みを言い当てていると思います。

考えてみれば、新約聖書に書かれているくらいだから、この現象は、人間社会において太古の昔から変わらない不変の法則とでも言えるでしょう。

2013年8月2日金曜日

たまにあたってしまう読むと怒りがわいてくる本

先日申し込んだ、JR(新幹線)とホテルがセットになった姫路フリープランの手配できたと旅行会社から連絡がありました。

そこで「新幹線」と聞いて、ふと、だいぶ前に経験したあるひどい体験を思い出しました。
それは・・




私は本が好きなので、これまでにもたくさんの本を読んでいます。
そのほとんどでは、感動したり、勉強になったりといい影響を受け、はずれたとしても無感動に終わるというくらいなのですが、ごくたまに「怒り」を感じるひどい本にあたってしまうことがあります。

以前、新幹線の中で読むために、駅の売店であらすじを読んで面白そうだなと思って買ったミステリー(ホラー)がそうでした。
何があったかというと、さんざん最後まで謎をふっかけておいて、しまいにはその謎を謎のまま終わらせるという暴挙に出たのです。
起承転結の結が完全にどこかにいってしまった最悪のパターン。



2013年8月1日木曜日

チベット旅行記(河口慧海):おすすめ本

明治時代に日本人として初めてチベットに入った河口慧海の旅行記で、以前からずっと読みたいと思っていた本です。

チベット旅行記(河口慧海)




これを読んで、まず、今まで勝手に想像していた河口慧海という人のイメージが変わりました。
これまでは、寡黙で山伏のような姿を思い浮かべていたのですが、本の中で活躍する河口慧海は、なんともお茶目で愛嬌のある人
恐らくご本人は自分では意識していないと思うのですが独自のユーモアがあり(いわゆる天然)、それが読んでいるこちらからすると真面目な僧侶の姿と相まって思わず吹き出してしまう。

旅自体は本当に過酷で生死に係わる危険もたくさんありますが、それをその楽天的でポジティブな性格と自分への厳しさ、因果応報としか思えない助っ人の登場などで見事に乗り越えていく様は、読んでいて心地よい。

私が数年前に行ったチベット旅行は、もちろん文明の利器(青蔵鉄道や車)をふんだんに利用し、なんなく入域しましたが、それでもその高地の障害というのには少々苦しみました。
そんな地域を歩いて(時には馬に乗り)インド、ネパールを経てラサまでたどり着くなんて、どんなに大変だったかと思います。