2021年12月5日日曜日

コーカサス旅行記#58-伝説が残るノラドーズのお墓

旅行時期:2018年10月

8日目

バリルイス!
バスが出発すると、ドライバーさんから「おはよう」の挨拶。
「バリ」は「優しい」、「ルイス」は「光」という意味で、バリルイスは「これから優しい一日になるように」と言う、とっても素敵な朝の挨拶となっています。

今日はこれから、アルメニアの首都エレヴァンまで移動。直行すると1時間もかからない距離ですが、途中でいろいろ観光しながら進んで行きます。
まずは、ガバル町のノラドーズ村にあるお墓へ。

=====ガイド=====
ここにあるアルメニアスタイルの墓は9~13世紀のもので、それよりも新しいロシアのお墓も見ることができる。十字架の形(ハチカル)をしたものがアルメニアのスタイルで、ここには900ほどある。ロシアのお墓は石だけで、名前や顔などが彫ってある。

13世紀にモンゴル人が攻めてきたときに、このお墓に軍服を着せたくさん軍人がいると見せかけて、モンゴル人を撃退したという伝説がある。
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=====ガイド=====
結婚式のことが描いてあるお墓がある。
この絵には、トルコ人が結婚式の時乱入して、そこにいた綺麗なアルメニア人の女性を無理やり奪って結婚したことが描かれている。
アルメニアの女性は、家族や自分の大切な人たちが殺されないように結婚した。当時、トルコ人は美しアルメニアの女性と結婚することが多く、そのためトルコの料理とか文化は、アルメニアのものととても似ている。
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=====ガイド=====
この小さな教会にも伝説がある。
モンゴル人が攻めてきたとき、軍人が教会の神父にこう言った。
「この教会の中に入ることができた村人の命は助けるが、入れなかった者は殺す」

この軍人は、アルメニアでは修道院や教会を建てるとき、必ずトンネルを作ることを知らなかった。そのため、村人は教会に入ってトンネルから出てを繰り返し、全員入ることができた。

驚いた軍人が、最後の人と一緒に中に入ると、神父だけがお祈りをしていた。軍人が村人はどこにいったのか聞くと、ここでお祈りして鳩になって出ていったと言った。
このお陰で、村人は誰も殺されずに済んだ。
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お墓というと暗いイメージがありますが、ここにはサンサンと太陽の光が降り注ぎ、とても開放感のある眺めの良い場所でした。



お墓を巡ったあと、入り口にあるお土産屋さんで休憩。
ここでいただいたオーガニックのハーブティがとても美味しかったので、お土産に買って帰りました。






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