2022年11月26日土曜日

俺のフレンチ×JAL共済!旅するメーカーズディナーで北海道とマリアージュ

Grand Maison ORENO by 俺のフレンチ」で開催された貸し切りイベント

【俺の(株)×JAL共済、後援:北海道経済連合会】旅するメーカーズディナー

に参加してきました。



この企画は、東京にいながら地方を体験できる「旅するメーカーズディナー」と題し、地方と「俺のフレンチ グランメゾン」を食で結ぶというもの。

今回は、「NIKI Hills Winery」や「ドメーヌ・タカヒコ」などの有名なワイナリーが点在する北海道の仁木・余市のワインと、北海道の食材を利用した料理とのマリアージュを楽しむディナーコースです。



以前にも「シャトーメルシャン メーカーズディナー」に参加したのですが、今回は予約開始からわずか2日で満席になってしまったという人気ぶり。
やっぱり「北海道」というキーワードには惹きつけられるものがあります。

17時になり、イベントスタート。JALとの共催ということもあり、司会進行はJALのチーフキャビンアテンダントの方。


北海道のワイナリーとはリモートで繋ぎ、ワインに纏わる色々なお話を伺いながら料理をいただきます。

NIKI Hills Winery


ドメーヌ・タカヒコ

マリアージュというと、料理にあうワインを選ぶイメージですが、今回は、ワインに合わせて料理を考えたのだとか。
それでは、こだわりのワインと北海道の食材をふんだんに使った料理をご紹介します。
※食レポは苦手なので割愛

冷前菜×スパークリング
ワイン:HATSUYUKI スパークリング 2020(NIKI Hills Winery
料理:ウニとオマール海老のコンソメゼリー、カリフラワー・ムースのカクテル


HATSUYUKI スパークリング 2020
泡のきめ細やかさを出すために、瓶内二次発酵で造ったスパークリングワイン。HATSUYUKI のスッキリとした酸と繊細な泡を楽しめる。


温前菜×白ワイン
ワイン:ケルナー プライベート リザーブ 2020(キャメルファーム・ワイナリー)
料理:白子の炙り 白樺樹液のスープ仕立て



サクラアワード2022金賞受賞(2020VT)。ケルナーの一部を樽発酵・樽熟成させたリッチな白ワイン。ライム、グレープフルーツ、洋梨やピーチのような果実感にエルダーフラワーを想わせるハーブ系のアクセント。バニラが溶け込んだような豊潤な香り。余市の白ワインの特徴である、しっかりとした酸味とミネラル感、リッチな樽からのニュアンスが調和している。


ほっこり暖かいパンはお替り自由!


魚料理×赤ワイン
ワイン:ヨイチ・ノボリ・パストゥーグラン 2020(ドメーヌ・タカヒコ)
料理:UMAMIブイヤベース 北海道産鱈、蝦夷アワビ、ズワイ蟹



魚介の香りを閉じ込めるため、フィルムに包まれた状態で出されました。

▼ヨイチ・ノボリ・パストゥーグラン 2020
余市を代表する赤系品種「ツヴァイ」は、力強い骨格とガメイ種の様な華やかで豊かな果実味を備え持つ。このワインは、そんなガメイ種とピノ・ノワールを主体にしたブルゴーニュのパストゥグランをイメージして醸造した。ツヴァイが持つブラックチェリーとピノ・ノワールが持つイチゴやキノコ、ミント、クローブの香りの絶妙なバランスを楽しんで頂きたい。2020年はピノ・ノワールの比率が高く85%ブレンドされており、心地よい果実味の中に繊細で複雑な香りを持つワインに仕上がっている。

原料の多くは余市町登地区の農家より購入したブドウが用いられているが、2020VTはナナツモリピノノワールもブレンドされている。ブラックチェリーを感じさせる果実味の中にスミレやユリなどの草花の香り、そしてマツタケの香りも感じられ、複雑で立体的な森の香りの世界が構築されており、旨味を伴う余韻も非常に長く心地よい。4年以上寝かしたヨイチノボリ・パストゥグランを飲むことがあるが、熟成させることにより素晴らしいワインに進化を遂げている。今飲んでも非常に魅力的なワインだが、瓶熟により素晴らしいワインに変化することは間違いない。このワインは自園の葡萄100%のワインではないため、ラベルにはドメーヌタカヒコの明記はなく、タカヒコ ソガとだけ明記されている。是非、抜栓は2023年の1月まで待って頂きたい。理想は3年以上熟成させてからの抜栓。


至福の一品×赤ワイン
ワイン:ブラウフレンキッシュ プライベート リザーブ 2020(キャメルファーム・ワイナリー)
料理:ラベンダー『香』パン・ペルデュ



魚料理と肉料理の間のお口直し。これがしっかりとラベンダーの香りがしてとっても美味しい。まさに至福の一品で、お持ち帰りしたいくらいでした。

美しく輝くやや紫がかったガーネット色。サクランボやブラックベリーをコンポートしたような心地よいアロマ。ほのかにミントやブラックペッパーなどのハーブやスミレ、ミネラルの香りも。バニラやカラメルのような樽由来の香りもあり、しっかりとしたボディと清らかなタンニン、スパイスやミネラルなどのニュアンスも感じる繊細でエレガントなワイン。


肉料理×赤ワイン
ワイン:MIYABI~雅~2021(ル・レーヴ・ワイナリー)
料理:北海道余市北島豚、きのこ、りんごのパイ包み焼き~グランメゾンのスタイルで~




余市のリンゴを使ったソースは、ニッカウィスキーで香りづけされているそう。

▼MIYABI~雅~2021
先に収穫したドルンフェルダー(全房&除梗)をセミ・マセラシオン・カルボニックにて自然酵母で発酵させ、後に収穫・除梗したメルローを追加(セミMC約2週間)。エアープレスにて搾汁し、ステンレスタンクにて3ヶ月発酵、一部を古樽にて9か月熟成させている。色調はやや紫がかったガーネット、スミレやブラックチェリー等の黒系果実やプルーン、八角などのスパイスやハーブの様な香りも感じられ、特徴的な香りに対して、果実味と酸味のバランスがよいワインとなっている。ラベルデザインは縁起物である金魚がモチーフ。

メイン料理に舌鼓を打っていると、ピアニストの菊池沙織さんが登場。
これから、グランメゾン恒例の音楽と支配人によるフランベ・スイーツのデモンストレーションとのマリアージュがスタートです。



北海道をイメージした衣装を着てきたという菊池さんの演奏に合わせて、支配人の鮮やかな手さばきでデザートが作られていきます。
そして出来上がったのがこちら↓


スイーツ×デザートワイン
ワイン:HATSUYUKI レイトハーヴェスト 2018NIKI Hills Winery
料理:輝く葡萄のフランベ・スイーツ~2022年収穫への感謝を込めて~




ブドウの収穫時期を11月中旬頃まで遅らせ、糖度が30度を超えたケルナーで造った甘口ワイン。貴腐ブドウを使用しているため、通常の「HATSUYUKI」とは違った貴腐の香りと、はちみつのようなニュアンスが感じられる仕上がり。貴腐ブドウ由来の上品な甘さのため、普段甘口ワインに苦手意識のある方にもぜひ飲んでいただきたい一本。


今回は、なかなか入手できない貴重なワインもいただくことができ、とても満足度の高いイベントでした。また、リモートとはいえ、ワイナリーの方のワイン造りに対する熱意とこだわりがひしひしと伝わってきて、より美味しく感じられました。
幸せな時間をありがとう!

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