旅行期間:2014年11月下旬
1日目
時刻は15時半になっていたので、部屋に荷物を置いて、そのまま外へ散策に出発。
表に出ると、宿の駐車場のところに野生のウサギが数羽飛び跳ねていました。
まさかこんなところにウサギがいるなんて思っていなかったのでびっくりです。
宿から数分歩いたところに日進館の露天風呂があり、そこを過ぎると眼下に万座温泉の湯畑が登場。薄い緑色をしていて綺麗です。
左の方には薬師堂があり、石段が続いていたのでそちらに行ってみました。
お堂の中には薬師如来が祀られ、外には小さなお地蔵さんが万座温泉を眺めています。
その脇から熊四郎山への道が続いていたので登って行きました。
熊四郎歩道
熊四郎歩道は熊四郎山をはじめ、万座温泉が一望でき、遠くは四阿山などが眺望できます。
万座温泉のシンボルともいえる万座薬師堂から川沿いに登っていくと、古代人が借宿に使用したとされる洞窟やコマクサ群生地があります。
眼下には針葉樹林の中に映えるダケカンバの白さが美しく、変化に富んだ自然景観を楽しむことができます。(案内板より)
万座温泉
万座温泉は、標高1800mという日本有数の高標高地に湧出する温泉です。
1日に540万Lの温泉が湧き、酸性硫黄泉約80℃の高温という豊富な湯量と泉質に恵まれ、胃痛、神経痛、リウマチなど多くの効能をもつ温泉です。
源泉は湯畑をはじめ、姥湯、大苦場など約18ヵ所あります。また、「空吹き」のように蒸気が温泉と共に吹き出す火山特有の現象を身近に見ることができます。
万座温泉が、いつ誰によって発見されたのかについては諸説ありますが、古文書等に残る文献記述や熊四郎洞窟からの出土品などによって、すでに古代人が温泉を利用していたとされ、神秘とロマンをも感じることができる温泉地です。
豊富な温泉とすぐれた自然に恵まれた万座温泉は、昭和24年に上信越高原国立公園に指定されました。(案内板より)
万座川を左に見ながら少し行くと、石段の登りが始まりました。段差も少なくしっかりした階段なのでとても歩きやすい。
途中に洞窟がり、その入口に赤い鳥居が建っている場所がありました。
熊四郎洞窟と稲綱宮神社です。
熊四郎洞窟
「熊四郎」という名は、ある狩人がここに野宿し、その晩、熊、白という二匹の愛犬に危険なところを救われたのでついた。また一説には万座の麓にある門貝の狩人熊四郎がこの温泉を発見したために、付近一帯を熊四郎山と呼ぶようになったとも伝えられています。
岩質は石英粗面石と見られ、洞窟内部の成因は自然岩で、硫黄分を湧出する酸性の水分にむしばまれ、剥がれやすい岩壁が崩れて長い年月の間に形成したと考えられます。
この近くの地域で石器時代の遺物が発見されていることから、この洞窟を先史時代の人々が利用していたのではないかと考え、荻原進氏により発掘調査が行われました。その結果、嬬恋村には数少ない弥生式土器が発見され、万座温泉が先史時代からのものであったことを証明する遺跡であるとされています。(案内板より)
洞窟の中に入ってお参りし、さらに登って行きました。
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