旅行期間:2017年2月
6日目
空港から40分ほどかけてチャウタッジー・パゴダへ。
道中では、スーチーさんの自宅も見えました。
パゴダの中は裸足にならなければならないため、バスの中で靴を脱いで行きます。
中へ入ると、目を見張るほど大きな仏像が横たわっていました。
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チャウタッジー・パゴダの名前の意味は、6階建てのパゴダという意味でそれくらい大きい。
目に水晶が埋め込まれた62メートルあるメインの寝釈迦仏と、背中のところにある八曜日の祭壇を見る。
1906年から1年かけて最初につくったときは寝釈迦様に見えないくらい醜かった。なぜなら作者がインド系の人で仏教に詳しくなかったから。なぜビルマ人がつくらなかったというと、寄付した人が精米所で儲けたお金をイギリス政府のバックアップのために渡していたため。当時ビルマ人はイギリスが嫌いだったので、その功徳を無視していたらインド人に制作の話がいった。彼が亡くなるのを待って、1966年に作り直された。
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仏像の足元の方へ移動してみます。
ここには、仏像の全体が見られる展望台がありました。狭いので順番に上って写真撮影。
=====ガイド======
涅槃仏ではないので足の裏に絵がある。仏様は生まれつき足の裏に絵があり、涅槃になると自然と消える。
これらの絵は森羅万象を表し、全て仏様の下にあるという意味。それらのひとつひとつの意味がこの看板に説明されている。
小乗仏教的な考え方で、須弥山を中心として我々が住んでいる地球とその他の島4つが取り囲んでいる。島と島の間に大きな海、月、太陽がある。月はうさぎ、太陽はクジャクで、太陽を見たら勇ましく怖い気がなくなるという意味を持っている。
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さらに背中側に周っていきます。
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仏像の指先の形は32種類以上あるが、もっともポピュラーなものが下を向いて大地を触っているもの。これは、菩提樹の下に座っている時に悪さをするマーラーの神がやってきて、その力を退けるために大地を触って大地の神を呼びマーラーを撃退したときのポーズ。勝利の形とされている。
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そして最後に八曜日の祭壇へ。
ちなみに私は火曜日生まれで「ライオン」とのことでした。
=====ガイド======
八曜日の柱。
ミャンマーでは、自分の生まれた曜日を大事にしていてその曜日の神様にお祈りする。曜日は8曜日あるが、これは惑星と方向の数と一緒でそれらに影響を受けるため。
人の名前も曜日で決めていて、名前を聞けばその人の生まれた曜日がわかる。曜日によって性格診断や相性診断などもある。
それぞれの曜日にはイメージの動物があり、月曜日は虎、火曜日はライオン、水曜日の午前は牙のある象、午後は牙のない象、木曜日はネズミ、金曜日はモグラ、土曜日はドラゴン、日曜日はトリ。
占い師がとても深く生活に密着していて、企業や結婚などいろいろな場面で占ってもらう。
ミャンマーでは名字がないので、女の人は結婚しても名前が変わらない。その影響か、ミャンマーでは奥さんがとても強い。
八曜日の像は本当は仏塔のまわりにあるが全部回っていると時間がかかるため、一ヵ所でお参りできるミニチュアがある。ミャンマー全国で八曜日をまとめて拝めるのはここにしかない。
一番のお供えは水で、自分の年より一回多い数をかける決まりがあるが、しかし大変なので、仏、親、僧侶、お経、先生(?)の偉いものに対して仏像と自分の曜日の像に5回かければOK。
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自分の生まれた曜日とその曜日の性格などを知りたい場合は、ネットで「八曜日」とか「八曜日 占い」とかで検索するとたくさん出てきます。
興味のある方はぜひお試しあれ!
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