民族衣装のコーナーを抜けたところに、今回の展覧会のアートディレクターを務めた松尾さいこ氏の作品がありました。
ブータンの秋の風物詩の唐辛子と標高3000mの断崖絶壁に建つタクツァン僧院です。
松尾たいこ(アーティスト/イラストレーター)
広島県呉市生まれ。セツ・モード・セミナーに入学、1998年からイラストレーターに転身。第16回チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。
これまで300冊近い本の装丁画を担当。横山秀夫著『クライマーズ・ハイ』、カズオ・イシグロ著『わたしを離さないで』、「奇想コレクション」シリーズなど。著作に江國香織との共著『ふりむく』、角田光代との共著『Presents』『なくしたものたちの国』などがある。
イラストエッセイ『出雲IZUMOで幸せ結び』『古事記ゆる神様100図鑑』を発表するなど、神社にまつわる仕事も多い。2013年には初エッセイ『東京おとな日和』を出し、ファッションやインテリア、そのライフスタイル全般にファンが広がる。CM、広告の仕事に加え、六本木ヒルズのグッズパッケージなど幅広く手がける。2014年からは福井にて「千年陶画」プロジェクトをスタート。
本展覧会においてアートディレクターを務める。(案内板より)
続けて2階へ上がると、「ブータン仏教と信仰」、「愛されるブータン王室」の展示で写真撮影禁止。
メモをとりたい場合は、受付で鉛筆を貸してくれるのでそれを使いましょう。(自前のボールペンなどを使っていると注意される)
この階には、数々の仏像やタンカ、歴代の王族の衣装などがずらりと並び、好きな人にはたまらない空間。中には、パドマサンバヴァが隠したとされるテルマ(埋蔵宝典)として発見され、特別な加護を持つと信じられる秘仏などもありました。
また、この時は展示期間が終わっていて見られなかったのですが、ブータンシボリアゲハという約80年ぶりに発見された非常に希少な蝶の標本も展示されていたそうです。
1階に下りると、大きなマニ車が設置され、その前にブータンの民族衣装を着られるコーナーがありました。そこで衣装を着させてもらい、後ろのマニ車と一緒に自分のスマホやカメラで記念撮影をしてくれます。
マニ車
マニ車とは、お経の入った回転式の筒のこと。時計回りに一回まわすと、中に入ったお経をたくさん読んだのと同じ功徳が得られると言われます。手に持って回す小さなものから、このような大きなものまであります。
みんなが幸せになりますように、優しい心を持てますようにと祈りながら、回してみてください。(案内板より)
ここでは、巻きスカートのようなハーフ・キラと上着のテゴでしたが、ブータンに行ったときに着た一枚布を体に巻きつけるフル・キラと比べると、はるかに脱ぎ着が簡単。着崩れもしにくいので、このタイプが普及しているのがわかります。
また、体験コーナーの奥にある喫茶店では、ブータンメニューが用意されていました。
ちょっと高い気もしますが、興味のある方はぜひお試しあれ。
大満足のブータン展を後にし、お腹がすいたので近くの「上野精養軒 3153店」でランチ。
私はカレーにしましたが、大きな具がごろごろ入っていてこちらも満足。
その後は、観光客で賑わうアメ横をひやかして帰りました。
今回ご紹介した「ブータンしあわせに生きるためのヒント」展は、上野の森美術館で7月18日までの開催です。
日本初の大型展覧会なので、ぜひ足を運んでみてください。
ブータンの紹介記事
→標高3000mの断崖絶壁の寺!ブータン「タクツァン僧院」はチベット仏教の聖地
→映画『リトルブッダ』のロケ地!おとぎの国ブータンの都パロの名所を巡る
→ブータン旅行記:第五代国王の戴冠式見学と雷龍昇る秘境
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