2015年11月27日金曜日

キルギス・カザフスタン旅行記#42-キルギスの文化と教育そして誘拐婚

旅行期間:2015年7月

6日目

7時半、カラコルの宿を出発。
まずは、宇宙飛行士のガガーリンが好んで訪れたバルスクーン渓谷に向かいます。

 


=====ガイド=====
今日の移動時間は長いので、キルギスの文化や伝統について説明する。

キルギス人の生活
ビシュケクに住んでいる公務員の月収はだいたい200ドルくらい。
これはけっこう安いので貯金するという習慣はあまりない。ほとんどをその月に使ってしまい、中には足りなくなって知り合いに借りる人も多い。

また、公務員でも銀行員でも、本業が休みの週末などに自分の車を使ってタクシーのアルバイトをしたりしている。すると合わせて300ドルくらいの収入になる。
ビシュケクにはドルドイバザールという中央アジアで一番大きいと言われる市場があるが、そこでバイトをする人も多い。田舎の方ではほとんどの人が農業をやっている。

キルギス人の収入は少ないが、みんな、国は貧乏だが自分たちが貧乏だとはあまり思っていない。なぜかというと、食べ物も美味しいし綺麗な自然にも恵まれているから。
田舎の方の生活は、部屋にトイレやシャワーがなかったり、キッチンもちゃんとしたものがない家が多い。



キルギスの教育と軍隊
11年間学校に通う。小学校が1~4年生まで、中学校が5~8年生まで、高校が9~11年生まで。義務教育は中学まで。男の子は徴兵制があるので18歳になったら1年間軍隊に行かなければならない。大学に行ったりする場合は期間をずらすこともできる。
エリさんのいとこは1年間山の方に訓練に行ったが、とても厳しくて1ヶ月も入院してしまった。

キルギスの防衛費は3.74%で、日本の0.97%やカザフスタンの1.21%に比べると高い。なぜキルギスの防衛費は高いのかというと、ソビエト時代からの影響で「国の軍隊はしっかりしていた方がいい」という考え方があり、小学校の時から「何かあったら戦いに行く」ということを教えられる。

以前、ウズベキスタンと紛争があったが、もともとウズベキスタンとキルギスは仲が良いいので、一般人の間でのことではなく、それによって得をする政府同志だけの問題だと多くの人が思っている。また、カザフスタンとは言語も90%くらい理解できるし、お互いのことを「兄弟」と呼んでいる。名前を知らなくても男の人は「兄さん」、女の人は「姉さん」と呼びあう。

キルギスのお祭り
キルギスの祭りはイスラム教に関係するものだけではない。お正月はヨーロッパ暦と同じ1月1日で、0時をまわるとみんなで花火をしてお酒も飲む。1日~3日まで仕事は休みで学校も1~2週間の休みになっている。

その次の祭りは2月14日のバレンタインだが、キルギスでは男性が女性にチョコレートや花をあげる。2月23日は第二次世界大戦後の男性の軍人の日。3月8日は女性の日で女性の先生やお母さんはみんなからプレゼントをもらったりする。

あとはラマダン後にお祭りがあり、男性はモスクにお祈りに行き、女性は家を掃除して伝統的な揚げパンや料理を作ってお客さんを迎える。お客さんとは、隣人や親せきのこと。一緒に料理やお茶をいただき親睦を深める。
ラマダンはその年によって違い、今年は6月17日から7月17日で来年は6月7日からになる。毎年10日ずれていく。
普段お酒を飲んだりあまりお祈りしない人でもラマダン明けのときだけは、モスクに行ってお祈りするのが普通になっている。

6月1日は子どもの日で子供のいない家にいってお手伝いしたり寄付をしたりする。8月31日は独立記念日で休みになり、アラト―広場で伝統的な踊りや歌などのイベントがある。

キルギスの誘拐婚
10年前までは特に田舎では普通だったが、5年前にそれは禁止され誰かを誘拐したら刑務所に入らなければならなくなった。そのため今ではほとんどなくなったが、それでも完全にはなくなっていない。例えば3年前には、南の方に遊びに行った女性が知り合いの男性に自分の家に黙って連れて行かれ結婚させられそうになった。

今ではだいたい1年くらい付き合ってお互いの家族との同意も得てから、儀式として誘拐婚をすることもある。
誘拐婚の方が離婚率が低いと言われ、誘拐婚で結婚した人曰く、誘拐婚だとそれまでまったく知らなかった人と結婚するから、結婚後お互いの気持ちが分かり合えてくる。でも付き合ってからだと気持ちが冷めてきてから結婚することになるから離婚率が高いのだろうとのこと。
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やっぱり誘拐婚が衝撃的ですが、誘拐婚が普通に行われていたころでも反対していた人はいたそうです。
結婚する本人が誘拐してくることもあれば、その両親がやることもあり、親の場合は息子を心配してのことだそう。
でも突然誘拐される女性にとってはたまったものではないですね。


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