2015年7月25日土曜日

キルギス・カザフスタン旅行記#04-カザフとキルギスのイスラム教と旧ソビエト時代について

旅行期間:2015年7月

1日目

途中でガソリンスタンドに寄り給油。
カザフの方がガソリンが安いので国境を越える前に満タンにするそうで、この大型バスには520Lも入るのだとか。




満タンになるまで結構時間がかかるので、カザフやキルギスのイスラム教などについて話がありました。

=====ガイド=====
カザフスタンの平均年齢は29.7才、キルギス25.7才、日本は46.1才。平均寿命は、カザフは70.24才(男:64.98/女:75.17)、キルギスは70.06才、日本は84.46才で、どこも女性の方が長生き。

キルギスはキルギス人が70.9%、ウズベク人が14.3%、ロシア人7.7%、ドンガン人(漢族のムスリム)など。
宗教はこのあたりはイスラム教がメインなので、イスラム教徒が70%以上、キリスト26%、無神論2.8%。キルギスはイスラムが75%、ロシア正教20%。

イスラム教徒と言っても、サウジアラビアなどに比べるとかなりゆるい。
カザフとキルギスのイスラム教は他の国とずいぶん違う。ここのイスラム教はシャマニズムでハイカ教とまざっている。イスラム教よりもシャマニズムの規則が大事にされている。例えば、今はラマダンだがカザフもキルギスも暑い夏はほとんどの人がしていない。アラーは信じているが、イスラム教の規則がすべて正しいと思っている人が少ない。なので、お酒も祭や誕生日やお正月に普通に飲んでいる。

田舎の方ではきちんとやっているところもある。陽が昇ってから沈むまで何も飲まず食わずで過ごす。今は日の出は夜中の3時で、日没が8時45分なのでその間は何も口にしない。
断食をしている人の話によると、最初の3日間は辛いが、その後は体が慣れて普通になってくるという。

それほど厳しくないのは、シャマニズムと結びついているということもあるが、それと同時にロシアの支配下だった影響もあるのではないか。
厳格なラマダンを実行すると、唾も呑み込めないと言われている。
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イスラム圏の国にはいろいろ行きましたが、やっぱり国やエリアによって温度差がありますね。



給油も終わり再び出発。
町はどんどん遠くなり草原が広がってきました。
馬や羊の姿も見られ、ところどころに墓地も見えます。





 





 




エリさんは、遠くにでも墓地が見えると決まった所作をしてお祈りするそうです。しかし隣にロシア人とか乗っていたら変な風に見られるかもしれないので、そういう場合は遠慮すると言っていました。文化が違うといろいろと気を使うことが多いのかもしれません。

ここでエリさんに、ソビエト時代はどうだったかという質問がありました。

=====ガイド=====
私は1988年生まれなのでソビエト時代がどうだったかよくわからないが、イメージや見聞きした情報によると、やはりその時代は厳しかったそう。

例えば、宗教的なことを禁止されていたりルールを守らないと罰せられたりした。でも両親の話によると、そのときの方が生活が楽だったという。大学に行くのは無料だし、キルギスの人はモスクワやキエフなどでも教育を受けることができた。そして大学を出てからも、どこに入ってどんな仕事をするか60才までだいたい決まっていた。

でも今はモスクワなどで教育を受けるのはお金もかかるし難しい。仕事も自分の力で探さなければならないし、大学を出てもいい仕事につけるとは限らない。そのため、卒業後外国に行ってしまう人も多い。大学にいる間も学生は将来を不安に思っているが、ソビエト時代はそんなことは誰も思っていなかった。

しかし現在は、カザフとウズベクはちょっと厳しいが、キルギスでは自分の意見とかも自由に発言できる。例えば、大統領や政治家の悪口をテレビで言っても問題ない。
なので、いい点もあれば悪い点もある。

ソビエト時代の中央アジアはひとつの国のようだったので、別にどこの国の人かとか気にしなかった。しかし独立してから、特にアルマトイでは、カザフ語ではなくロシア語やキルギス語で話すと変な目で見られる。ロシア語は公用語だからまだいいが、それでもカザフ語(国語)で話す傾向が強い。

最近ではカザフやキルギスの政治家からも、それぞれの国語で話そうという動きがでているが、それは正直厳しいと思う。なぜかというと、教育を受けるとき、本などがみんなロシア語で書かれているので小学校からロシア語で勉強しているから。それをキルギス語に訳すとなると経済的な負担になり、まだまだ弱い国なのでそこまでの余裕はない。
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