2015年4月12日日曜日

スリランカ旅行記#36-世界遺産の仏歯寺

旅行期間:2015年1月

4日目

広い敷地を歩いて行くと、太陽の光を受けて真っ白に輝く八角堂が現れました。
とても特徴的な形で美しい。
そこは外観だけ見学して、仏歯が収められている本堂へ。



 







建物の入り口で靴と帽子を脱ぎ、魚が泳ぐ堀を渡って中へ入ります。
少し進むと両側の壁に壁画が描いてある通路に出ました。

=====ガイド=====
1998年、爆弾でこのあたりは破壊されたため、この絵は全部新しく描いた。
壁に描いてあるはペラハラの様子。ペラハラとは行列の祭り。真ん中に仏歯を載せる入れ物(仏舎利)がある。ガイドブックには象の祭りと書かれているのもあるがそれは間違い。
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そこを抜け色鮮やかなアーチの中を進みます。ここは象が通り抜けられる高さがあるそう。






その先に煌びやかな祭壇があり、大きな象牙で飾られていました。

=====ガイド=====
この二階に仏歯があるので、お尻を向けないように写真を撮る。
これは本物の象牙。今でもこのお寺には18頭の象がいる。ペラハラ祭りのときに使う。
1596年に建てられたこの中で一番古い建物。
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続いて脇の階段を上がっていくと、途中の踊り場に、仏塔や仏舎利を入れる入れ物、インドから仏歯が持ってこられたときの様子を描いた彫刻などがありました。

=====ガイド=====
仏歯の物語。
この夫婦は皇太子と御妃で、インドで3世紀の終わりごろ問題が起きたとき、御妃の髪の毛の中に仏歯を入れて301から310年の間にインドから秘密にして持ってきた。だから頭が光っている。その物語はインドの歴史にもスリランカの歴史にも書いてある。
年に一回ペラハラ祭りをやるときは仏歯を専用の入れ物に入れて象の背中にのせる。ペラハラでは踊り子さんとか600人、象は200頭近く参加する。
もうすぐコロンボのお寺でペラハラが行われる。そのペラハラでは仏歯でなくお釈迦様の骨。
スリランカは3世紀に仏教が広まってから1500年ころまで他の宗教はほとんどなかった。しかしインドではお釈迦様が亡くなって、アショーカ時代も終わってから、紀元前3世紀から1世紀くらいになるときに、だんだんと仏教の元のヒンドゥー教に戻っていった。仏教ではお祈りする神様はおらず、病気などになったときお願いできない。だからヒンドゥーに戻り仏教は小さくなっていった。それが問題となり、仏歯をスリランカに持ってきた。
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