2013年9月7日土曜日

砂漠を旅する(加藤智津子):おすすめ本

砂漠に魅せられ色々な国の砂漠に通うNGOの活動もする著者の体験記。

砂漠を旅する(加藤智津子)




地球環境的には問題視される砂漠ですが、訪問者としての正直な感想としては、いやおうなく旅情が掻き立てられる場所のひとつです。

私も子供のころから漠然と憧れのような感覚を持っていて、テレビなどで砂漠の旅番組なんかがやっていると、かじりつくように観ていました。

「いつか必ず行くぞ!」と思いながら旅行のパンフレットを眺めると、砂漠関係は子供のおこづかいではとても手の届かない遠い場所でした。

そんな手に入りにくさがさらに憧れ感を強くし、どこまでもうねる砂丘に降り立つことは、少し大げさですが、生きているうちに達成すべき目標のひとつにもなったほどです。


モロッコのサハラ砂漠に昇る朝日


そして社会人になり自分でお金を稼ぐようになって、ついに砂漠へ行けることになりました。
人生初の砂漠は、チュニジアのサハラ砂漠
確かに、サラサラの砂が風に吹かれ風紋を作りだし、そこをラクダが闊歩しているのですが、あのうねうねとした砂丘があまりありません。
残念ながら、若干消化不良のまま帰国することになりました。


チュニジアのサハラ砂漠


数年後、今度はモロッコのサハラ砂漠へ行きました。
するとそこには、子供のころから思い描いたいたイメージ通りの砂漠が広がっていました。
綺麗な曲線を作りながらどこまでもどこまでも砂丘のうねりが続いています。






ついに来た!

やっと子供のころからの夢がかなった瞬間でした。


本書では、そんな旅人の憧れる砂漠に何度も通い、現地の人の生活の様子や砂漠の現実などもおりまぜ、いろいろな角度から紹介されています。
決して美しいだけではない・・むしろ厳しいことの方が多い砂漠の姿を知ることができるでしょう。


【送料無料】砂漠を旅する [ 加藤智津子 ]
【本の概要】
果てしなく続く砂の海、ラクダで行く砂丘越え、満天の星の下で眠る夜、遊牧民ノマドの素朴な暮らし…。砂漠に魅せられ通い続ける著者が出会い触れ合った素顔のサハラをつづる。
【目次】
砂漠へ/夢の砂漠ー砂漠からの招待/砂漠の家ーオーベルジュ、砂漠のホテル/オアシス/ファラオのオアシスー砂漠に眠る水/砂漠はなぜできるのか、できたのか/砂漠の舟ージミー・ヘンドリックスに乗る/137億年の夜ー星降る砂漠の空の下/眠れる砂漠の美女ー眠気を誘う砂漠/振り切れた温度計〔ほか〕
【著者情報】
加藤智津子(カトウチズコ)
愛知県生まれ。写真家、エッセイスト。アラブ、アフリカのイスラーム圏をテーマに、雑誌などに執筆する。写真はアート的な写真をメインに、マニュアルカメラにこだわる。毎年、テーマを決めて個展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)

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