2013年6月20日木曜日

ネズミの世界のすばらしい育成プログラム:日常の光景



通勤途中の同じ場所で私はよくネズミに会う。
たぶんいつも同じネズミだ。
よく会うから名前をつけた。

ミッキー

確か、海沿いの大きな公園で誰彼構わず手を振っている黒頭のネズミもこのような名前だった気がするが、まあ、慌てるでない。
こっちの正式な名は、

ミッキーネズミだ

文句あるか。(あっても受け付けない)

以前、

都会のネズミはネコぐらいの大きさがある

と聞いたことがある。
でもミッキーは、そんなにブヨブヨと大きくはなく、たとえてみれば、そう、

普通のネズミくらいの大きさだ

もっというと、手のひらに乗せたら後ろ足がはみ出るくらいの大きさと思ってもらえばいい。
だからきっとまだ子供で、おそらく幼稚園児くらいだろう。


あのあたりに幼稚園があるのかどうかは知らないが、同じ時間にいるということは、その時間帯にあそこを通らなければならない何かしらの用事があるということだ。

幼稚園に行くにしてはちょっと早いので、そうなると多分朝ごはんだろう。
家族一緒に食べに行くにしてはいつもミッキー一人なので、ごはんを調達しに来ているのかもしれない。

しかし食事の確保は多くの場合、親がやることではないのか?

あんな小さな幼稚園児に毎朝調達させに行かせるとは、彼の家はどうなっているのだ。
本来ならスプーンを握り締めてテーブルの前に座っているべきではないか。
こき使うにもほどがある。
・・・おかしい。

・・・!!

まさか・・・


虐待?

家庭内の虐待・・特に幼児虐待は、おもてからなかなか見えないことがあると聞く。
ぱっと見、殴られたような痕はなかった気もするが、毛をそったらそこかしこから痣が出てくるかもしれない。

つ、通報しなければ!

しかしどこに?
思えば、ミッキーネズミたちが暮らす世界のことは私は何も知らない。
彼らにとっての暗黙の了解や公然のルールなど生まれてこの方知る機会もなかったし、知ろうともしなかった。

もしかしたらこの状況は、彼らにとっての「普通」なのではないだろうか



そうか、きっとそうに違いない。
都会育ちのミッキーは、この生存競争の激しいコンクリートジャングルで生きていくために、こんな幼いころからその術を学ばされているのだ。
特にこの東京地区ではライバルのネズミが多い上、体もでかい。
そんな厳しい環境下で勝ち抜くには、今から鍛え上げなければ間に合わないのだ。

そして、ただ厳しいだけではない

幼稚園では、自分たちで確保した今朝の朝ごはんの話題で盛り上がり、お互いの健闘をたたえあう。
さらにもしそこで、自分よりも豪勢なごはんを確保したお友達がいたら、負けるもんかと触発されて次の日はもっとがんばれるのだ。

なんと素晴らしい育成プログラムだろう

虐待などではなかった


しつけだ

私としたことが・・
何も知らない部外者が、危うく彼らの文化に土足で足を踏み入れてしまうところであった。
申し訳ない。

子供たち、明日の朝も美味しいごはんをゲットしてくれ
若いうちの苦労は買ってでもするのだ


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